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9. |
試験科目 |
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(1)実技試験 |
1)実技試験の実施要領 |
実技試験は、次の受験用自転車を受験者が持参し、7分組みの状態から分解
及び組立の実技について試験する。 |
(ア)実技試験に使用する自転車と工具類 |
ァ)実技試験に使用する自転車 |
次の仕様に適合する市販のスポーツ車(マウンテンバイク類形車を含む)及び
マウンテンバイク(MTB)で新車とします。 |
<< 実技試験に使用する自転車の仕様 >> |
a.二輪で1人乗り。 |
b.全長190cm以下、全幅60cm以下。 |
c.車輪の径の呼び26以上。 |
d.リヤディレーラ(後部外装変速機)小ギヤ5段以上。 |
e.前車輪、後車輪ともに36本スポーク組。 |
f.前車輪、後車輪ともにハブの固定はナット締付け式又はクイックレリーズ式
ハブのもの。 |
g.後車輪のハブは引掛穴式、丸穴式のどちらでもよい。 |
h.ブレーキは前・後ともキャリパーブレーキ(カンチレバー形、サイドプル形
センタプル形)、又はVブレーキとし、他のブレーキのものは認めない。 |
i.スタンドは1本スタンドのもの。 |
j.折りたたみ車でないこと。 |
k.多段小ギヤ付きユニットハブ又は多段フリーホイル用普通後ハブ又はフロン
トフリー式のもの。 |
l.リヤリフレクタ(後部反射器)を装備すること。 |
m.サスペンション付きでもよい。 |
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注 意 事 項
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1. |
実技試験に使用する自転車を携行しない場合及び自転車部品の仕様違いのものを携行した場合は、受験できないので注意してください。 |
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2. |
実技試験は、受験用自転車を7分組みの状態から分解、組立てを行うので各部の破損、変形、部品不足などがないよう事前に十分注意して持参してください。 |
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3. |
次のものは、審査の対象となりますので注意してください。
*フロントディレーラ付きの場合は、その作動及び調整も審査の対象となります。
*ドロップ形ハンドルのものでブレーキ補助レバーが付いている場合は、その作動及び調整も審査の対象となります。
*前・後クイックレリーズハブで、カムレバーを使用したものに脱輪防止金具が付いている場合は、その取付状態も審査の対象となります。 |
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4. |
ハンドルのにぎり、バーテープ、前・後キャリア、照明装置(前照灯、ダイナモ及び尾灯)、錠、前・後どろよけ(但し、後どろよけにリヤリフレクタが付いているものは取り付けておく)、フラップ、チェーンケース、ディレーラガード、サイドリフレクタは試験の対象としません。 |
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5. |
後車輪組立用のスポーク線、ニップル、ブレーキワイヤ及びディレーラワイヤのワイヤキャップは、予備品を用意しておいてください。 |
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(イ)工具類 |
実技試験に必要な工具類は、受験用に持参する自転車に適合するものを全部持参
してください。(特に次のものは持参してください。) |
* リムの振れ取り台 |
* チェーン切り |
* フリー抜き |
* ニップル回し |
* 空気ポンプ |
* 空気ポンプ |
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イ:実技試験の内容 |
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(ア)準備作業(受付が済みしだい行う。20分間程度) |
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受験者が携行する自転車は、7分組のものが多いが、メーカーによって多少組み付
け状態が異なることがあり、条件をそろえるため実技試験前に次のように整理する。 |
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a.次の部品は組み付けた状態であること。 |
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(a) ギヤクランク(リングケースは取り付けたままでよい) |
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(b) チェーン |
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(c) 後車輪 |
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(d) 多段フリーホイ−ル |
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(e) スポークプロテクタ |
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(f) フロント・リヤディレーラ(外装変速機) |
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(g) 後ブレーキ本体(ブロック舟付きは、取り付けたままでよいがブレーキワイヤは
連結を離す) |
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(h) リヤリフレクタ |
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b.次の部品は取り外した状態であること。 |
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(a) ハンドル(ステムは仮止め、にぎり付きは取り付けたままでもよい) |
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(b) 前車輪(タイヤ及びチューブは取り付けたまま。ハブナット、座金は仮止めのま
ま。また、クイックレリーズ式のハブは前ホークから外した状態) |
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(c) サドル |
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(d) シートポスト |
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(e) ペダル |
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(f) スタンド |
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(g) ベル |
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(h) 前ブレーキ(ブレーキレバー、ワイヤ、ワイヤキャツプ、ブレーキ本体、ブロッ
ク舟付きの単体とする。カンチレバー形、ワイヤ吊り金具は前、後とも取り付け
たままでよい) |
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c.次の部品は装着しないで、持参しても片付けておくこと。ただし、初めから取り付
けてあるものは、そのままでよい。 |
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(a) 前、後キャリヤ |
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(b) 照明装置(前照灯、ダイナモ及び尾灯) |
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(c) サイドリフレクタ |
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(d) 錠 |
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(e) チェーンケース |
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(f) ディレーラガード |
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(g) 前、後どろよけは審査の対象としないので取り外す。ただし、リヤリフレクタが
後どろよけに付いているものは、後どろよけはフレームに取り付けておく。
リヤリフレクタの取付は審査の対象となる。 |
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(イ)分解(制限時間30分間=基準時間20分間。その後の許容時間10分間) |
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準備作業により整理した受験用自転車を次のように取り外し、分解する。
ただし、この作業が20分間を越え、制限時間の30分間まで要した場合は減
点対象となり、以後の時間超過は失格となる。 |
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a.後車輪を取り外し、次の状態に分解する。 |
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(a) 多段フリーホイール(ユニットハブのものはスプロケット) |
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(b) スポーク(スポーク線とニップルは仮止めのままでよい) |
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(c) リム |
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(d) ハブ(ハブナット、座金はハブ軸に仮止めしたままでよい) |
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(e) スポークプロテクタ |
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(f) タイヤ |
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(g) チューブ及びリムテープの単体 |
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b.チェーンの1カ所、繋ぎを切って取り外す。 |
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c.リヤディレーラ(後部外装変速機)本体を取り外し、リヤディレーラワイヤとの連
結も離す。フロントディレーラはそのままでワイヤとの連結を離す(シフトレバー
とワイヤは連結したままで、フレーム又はハンドルに組み付けたままでよい)。 |
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d.リヤリフレクタはフレームより取り外す。また、後ろどろよけに付いているリヤリ
フレクタは後どろよけより取り外し、後どろよけはフレームに取り付けたままでよ
い。 |
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(ウ)組立(制限時間90分間=基準時間70分間。その後の許容時間20分間) |
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分解した受験用自転車を携行してきた工具を使って、まず、後車輪を組立てた
後、試験対象除外部品に関する項目を除きJIS D9301-1996「一般用自転
車」に 適合するよう(ただし、車輪の振れは1.0mm以下)完成車に組み立ててく
ださい。 |
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後車輪を組み立てた後の組立順序は自由です。ただし、この作業が70分間を
越え、制限時間の90分間まで要した場合は減点対象となり、以後の時間超過は
失格となる。 |
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※実技試験に関する問い合わせ等は、下記へ連絡してください。 |
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〒657-0042
兵庫県神戸市灘区鳥帽子町2丁目3番18号
(財)兵庫県自転車軽自動車商業協同組合
電話 078(871)4807代 |
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ウ:審査基準 |
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実技試験審査基準により採点し、100点満点で、70点以上を合格とします。 |
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(2) |
学科試験 |
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1)学科試験の実施要領 |
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ア:学科試験の内容 |
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*「自転車組立整備士」と「自転車安全整備士」を受験する場合は、「自転車組立整
備士試験問題」と「自転車安全整備士試験問題」を解答します。 |
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*「自転車組立整備士」のみを受験する場合は、「自転車組立整備士試験問題」を解
答します。 |
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*「自転車安全整備士」のみを受験する場合は、「自転車安全整備士試験問題」を解
答します。 |
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*試験時間は「自転車組立整備士」と「自転車安全整備士」を受験する場合は70分
「自転車組立整備士」又は「自転車安全整備士」を受験する場合、50分です。 |
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◆「自転車安全整備士試験問題の出題範囲と基準」
自転車の構造および
性能に関する知識 |
自転車の種類、各部品の名称および機能等を十分理解していること。 |
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自転車の点検
整備に関する知識 |
1 |
普通自転車の点検整備に使用する工具の名称及び使用方法について理解していること。 |
2 |
普通自転車の点検整備基準についてその内容を理解していること。 |
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自転車の安全利用の
指導に関する知識 |
1 |
道路交通法令などに規定されている自転車の通行方法及び自転車利用者の注意しなければならない自転車の特性等について理解していること。 |
2 |
自転車利用者に対して指導をする場合の留意点等、安全利用の推進に必要な知識を有していること。 |
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イ:審査基準 |
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「自転車組立整備士試験問題」及び「自転車安全整備士試験問題」の配点は、
各問題100点満点で、それぞれ70点以上を合格とします。 |
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(3) |
面接試験 |
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1)面接試験の実施要領 |
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面接の所要時間は、1人5分間程度で「自転車の安全利用に関する正しい知識を
要領よく表現することができるか」、「 自転車利用者に応じた的確な指導を行うこ
とができるか」などについて審査する。 |
ア:審査基準 |
○ 面接により、「質問事項の理解度」「安全利用についての指導・助言力」及び「
言葉使い・態度・その他」についてそれぞれA(優秀)、B(良好)又はC(安
全整備士として適格性を欠く)の3段階評価をし、更にこれを総合評価する。
○ 総合評価のA及びBを合格とし、Cを不合格とする。 |
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10 |
合否発表 |
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(1)合否審査基準 |
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実技試験、学科試験及び面接試験に合格したものを合格とする。 |
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(2)合否通知書 |
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試験の結果は、受験者全員に「合否通知書」を平成15年10月1日投函、郵
送して通知する。 |
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11 |
問い合わせ等 |
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※学科試験の参考文献及び連絡先 |
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「自転車安全整備制度関係規程集」
「普通自転車の点検整備マニュアル」
「自転車の交通安全ブック」 |
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連絡先 |
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〒657-0042
兵庫県神戸市灘区鳥帽子町2丁目3番18号
(財)兵庫県自転車軽自動車商業協同組合
電話 078(871)4807代 |
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